チタン 古い歌歌います

在日朝鮮人について(2/2)

在日朝鮮人について(2/2)

その後私はネットを通じて、色々な友人と付き合うようになった。その中で、やはり私の友人と同じような経緯で帰化した方たちと出会った。中には、とても有名な大学を出て、現在キャリア組の官僚として働いてらっしゃる方もおり、女性にもかかわらず会社でバリバリ仕事をされていらっしゃる方もいる。私のような人間が、ちょっと知り合いを増やしただけでこれだから、全体としてはかなりの数の方がそうして帰化されていると思う。言わないだけで。

彼らは正真正銘の日本人であると私は思う。
ただし、親御さんは在日朝鮮人であって、そのルーツは朝鮮半島にある。いろいろな思いを持って、そのルーツを断ち切って、いわば親子の縁を切って、日本人として生きることを選択した人たちだ。

そんな中で、「在日は韓国へ帰れ」などと言われることがどれだけ残酷な言葉であるか。半分は日本人、半分は朝鮮半島から来た人たちにとって、それは体を半分に引き裂いてその半分を朝鮮へ持っていけ、と言われているに等しい。

色々な韓国・朝鮮人、色々な日本人がいる中で、ステレオタイプに「在日」などというレッテルを張って、そのレッテルがあれば「悪い」とするような考えはまったく幼稚で前時代的な考えだけれども、いまだにそういうことを言っている人たちがいることも事実であり、同じ日本人として恥ずかしいことだと思う。

ちなみに「在日」という言葉は「在外」の対義語であって、日本に在住しているという以上の意味はない。「在日」といえば在日韓国・朝鮮人という意味になっているのもおかしなことだ。在日米軍だって在日だし、そういう僕は在日日本人です(笑)

僕は首都圏に住んでいますが、娘が保育園に通っていた頃、かなりの数のこどもたちの親御さんが外国人だった。その現実を見れば、単一民族国家なんて考えは幻想であることが一目瞭然。

おそらく彼らも日本で教育を受け、日本に根付いていかれるものと思うけれど、同じ日本に住んでいる者同士、国籍や、ルーツがなんであれ、協力して日本という国を作っていかなければならないだろうと考えている。

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