「なみだも琥珀色」

「なみだも琥珀色」

私が10年近く前に、歌い手の方にお願いされた、歌い手の方に合わせて書いた初めての歌詞です。曲はありますが訳あって世には出てないので、また違った曲で聴いてみたいと思って上げてみました。いやぁ、憶えてるもんですね笑。




「なみだも琥珀色」

哀しいものね 捨てたはずなのに
寂しいこころ 誰も知らないわ
西陽のあたる部屋に佇んで
ポツリつぶやく 会いたい なんて

変わってゆくわ ひとのこころなど
冷たいフリで グラス傾けた
大人ごっこを何度繰り返し
愛の囁きも聴けないまま

写真の中のあなた 馬鹿だななんて
わたしを嘲笑う(わらう)みたいに
鏡に映る瞳 覗き込んでも
叶うことのないあの約束

あなたの纏う風に触れようと
震える指でそっとなぞっても
想い出さえも跡を残さない
ああ ここに わたしひとり




あなたはあなた わたしはわたし
仕方ないよとため息つくのね
重ねた指と指をからませて
時を止められる気さえしたの

黙ったままでふたり見つめ合っても
もう届かない瞳
嘘も涙も夢も愛の言葉も
それ以上わたし何も要らない

あなたが惑う香りで誘って
今ならうまく酔わせられるのに
想い出さえも色を変えてゆく
ああ ほろり なみだひとつ




黙ったままでふたり見つめ合っても
もう届かない瞳
嘘も涙も夢も愛の言葉も
それ以上わたし何も要らない

あなたが惑う香りで誘って
今ならうまく酔わせられるのに
想い出さえも色を変えてゆく
ああ ほろり なみだひとつ




writing by rumio




これで今年最後になります。
ありがとうございました。

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